将棋四段免状取得
どうも!babytoyです。
2022年3月25日に将棋アマチュア四段免状が日本将棋連盟より届きまして、将棋アマ四段に昇段しました。
そんなわけで今回は将棋アマチュア四段になるまでの経緯と、将棋免状の取得方法をご紹介します。
その前に確認なのですが、将棋の段位にはプロの段位とアマチュアの段位がありまして、ご存知ない方のために簡単に説明すると、
アマチュアの段級位とプロの段級位は体系が大きく異なっており、日本将棋連盟は奨励会の6級がアマチュアの三段 - 四段、あるいは五段に相当するとしている
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%81%AE%E6%AE%B5%E7%B4%9A
とWikipediaにはあります。
奨励会というのは将棋のプロ棋士養成機関で、三段リーグを勝ち抜いて見事四段になれればプロデビューとなります。
つまりアマ四段というのは奨励会の6級くらいの棋力なんだそうで、プロの四段には到底及ばないということです。
もっと詳しく将棋の段級について知りたい人はこちらをどうぞ。
段と級|将棋界について|将棋の基礎知識|日本将棋連盟
https://www.shogi.or.jp/knowledge/world/04.html
将棋の段級 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%81%AE%E6%AE%B5%E7%B4%9A
将棋を始めた時期
学生の頃は水泳部でした。水泳一筋で将棋部でもありませんでしたし、将棋はあまり指さなかったのですが、詰将棋は好きで、たまに新聞なんかに掲載されている詰将棋を解く程度に興味はありました。パズルを解くような感覚でした。
本格的に将棋の対局をするようになったのは、インターネット上でヤフー将棋が無料でオンライン対人対戦ができた頃でした。年齢的に20代中盤頃だったと思います。
性格的に勝負好きで、10代の頃は格闘ゲームが好きで、ゲームセンターに行ってはストリートファイターZERO3やキングオブファイターズなどの格闘ゲームで乱入して知らない人と対戦するような少年でした。
そんな俺が成人して、無料で気軽に自宅で対戦できる将棋という勝負の世界にのめりこんでいったんです。
将棋の上達方法
ヤフー将棋から始まって、ヤフーモバゲー将棋、スマホアプリの将棋クエストや将棋ウォーズを毎日プレイしていました。
将棋の定跡書はほとんど読んだことがありませんでした。それで将棋クエストと将棋ウォーズで二段まで昇段したくらいで壁にぶち当たり、なかなか勝てなくなってきました。そのくらいから将棋の本を買って読むようになりました。
プロ棋士の指し手を学ぶために棋譜並べをするようになり、テレビで毎週日曜日に放送されているNHK杯テレビ将棋トーナメントを欠かさず見るようになりました。
そしてやっと将棋ウォーズで三段に昇段し、三段の免状を取得しました。30代中盤くらいでした。将棋歴10年くらいでした。
将棋免状取得方法
実は俺、三段免状と四段免状の取得方法が違うんです。
三段の免状は、将棋ウォーズで三段になったので、将棋ウォーズの中から三段の免状を申請したのでした。
こちらの記事で詳しく説明しています。
※昔のガラケーで写真を撮影したので画像が横向きに表示される人もいるかもしれません。
将棋ウォーズは日本将棋連盟公認の将棋アプリなので、将棋ウォーズの段位がそのまま認定されるというわけです。
将棋アマ三段になったことで自信もつきましたし、ネット対局ばかりでしたので、人と面と向かって対局したいという気持ちが起こってきました。そこでネットで調べて、地元で近くで将棋道場か将棋教室がないかどうか調べてみたんです。そしたら、日本将棋連盟の「支部」というものが全国各地にあるではないですか。
支部一覧|支部・指導員|日本将棋連盟
https://www.shogi.or.jp/branch/list.html
地元の支部がありましたので、そこに会員登録をすることにしました。月に一回月例会があって、会員がみんな集まって将棋の対局をするんです。
支部会員になると、支部ニュースが届くようになるんです。
数か月に一通くらいのペースで届くんです。
支部ニュースはこんな感じです。
令和3年6月20日発行の支部ニュース82には支部ニュース特別認定問題がありまして、全20問の3択問題を解いて将棋連盟に送ると、点数によって段級位推薦状が贈られてきます。
上の画像のような免状推薦状が2021年10月の頭頃に贈られてきました。これを記入して送り返せば正式段位が認定されて免状が取得できます。
申請期間は推薦月日(俺の場合2021/09/30)より向こう6ヶ月間有効なので、しばらく置いておきましたが、なんと藤井聡太三冠が豊島将之竜王に勝って藤井聡太四冠になったではありませんか。
するとその当時の名人は渡辺明、竜王は藤井聡太、会長は佐藤康光。この名前はぜひ欲しいなと思って、連盟の公式ページで確認しながら、藤井聡太が正式に竜王になるのを待って四段申請しました。申請したのは2022年1月末でした。
将棋四段免状披露
いよいよ四段免状を披露したいと思います。2022年1月末に免状申請して2022年3月末に佐川急便で届きました。2ヶ月くらい待ちました。
免状の箱を開けてみます。
ミニ免状カードが入っています。これは財布などに入れて持ち歩いて人に見せる用でしょうかね。
藤井聡太竜王の小さい色紙「道」が入っていました。これは嬉しいですね。
将棋免状の文面・読み方・意味などが書いてあるパンフレットです。
将棋世界という将棋雑誌に名前が載りますよという案内です。
免状は紙に包まれています。
これが将棋四段免状になります。
夙ニ将棋ニ丹念ニシテ研鑽ヲ積ミ練達ニ長ケタルヲ認メ茲ニ四段ヲ允許ス
つとにしょうぎにたんねんにしてけんさんをつみれんたつにたけたるをみとめここによだんをいんきょす
日頃から将棋に真心をこめているうえに研究を積み練習を重ね上手になろうという意欲に優れていることを認めここに四段を許可する
日本将棋連盟会長佐藤康光
名人渡辺明
竜王藤井聡太
https://www.shogi.or.jp/license/
20代中盤くらいから将棋を初めて、30代後半になって将棋アマチュア四段になることができました。将棋歴でだいたい15年くらいです。
四段になったからには、これまで以上に良い手を指せるように将棋の研究に励んで、今度は五段を目標に頑張ろうと思いました。
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